病気を近づけない体のメンテナンス

口<下>専門医が教える歯と歯茎を丈夫にする5つの習慣

デンタルフロスは1日1回でも(C)PIXTA

「セロトニンの分泌を促す方法として、朝、太陽の光を浴びることがよく知られていますが、一定のリズムで筋肉の緊張と弛緩を繰り返す『リズム運動』もそのひとつです。体を動かさなくても、リズミカルによく噛んで食べることもリズム運動になるのです」

■ガムや昆布を噛んで筋肉をほぐす

 食事だけでなく、普段、ガムを噛むことも唾液の分泌を促し、口と顎周りの筋肉をほぐす効果がある。しかし、糖分はプラークをつくる原因になるので、ガムを噛むなら甘味料に「キシリトール」を使ったものを選ぶようにしよう。また、「酢昆布」や「だし昆布」を噛むこともおすすめ。昆布には、うま味成分が豊富に含まれ、口に含むだけで唾液がどんどん出てくる。そして、噛めば噛むほどおいしくなるので、口の老化を防ぐ理想的な食材だ。

■上下の歯の接触を減らす

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