ポールはそのことが忘れられなかったのか、後に「メアリーの子羊」という美しい曲を発表しています。1970年代初め、ポールとリンダの食生活は“肉を取らない”スタイルに変わりました。第一に動物愛護への思いからだったことがうかがえます。
2人は、肉類はもちろん、魚類も取らない菜食主義者になりましたが、子どもの食育についてもリンダは明確に答えており、ポールとの間にもうけた子どもたち全員(1男2女)をベジタリアン食で育てたようです。
リンダは、その後、ベジタリアン向けの料理本の執筆、冷凍食品の開発、監修なども手掛けることになります。ちなみに、ポールとの間に生まれた娘ステラは後年、ファッションデザイナーになりますが、彼女の作る服には動物の皮革は一切使われていません。
■健康リスクを高める赤身肉の過剰摂取
ビートルズの食生活から学ぶ健康