このケースで伝えたいのは、「家族が同居していなくても、その人らしい最期を自宅で迎えられる」ということ。そのような体制にもっていくのが私たち在宅医療のスタッフなのです。
だから、自宅で看取りをする場合も、家族は何もしなくてよく、そばにいてあげるだけでいいのです。
一方、在宅医療ならではのメリットとしては、患者さんの手をさすったり呼吸を見たりと、家族が患者さんへ意識を向けていられることです。「濃密な時間を過ごすことができた」と、看取り後に話す家族も少なくありません。
最期は自宅で迎えたい 知っておきたいこと