「三寒四温」で頻発?目の奥の痛みやギラギラした光は天気痛が原因

規則正しい生活を送ることが大事(C)日刊ゲンダイ

「天気痛に伴う片頭痛や視覚異常が起きれば、安全に運転したり、落ち着いて仕事をすることは困難です。天気痛を甘く見てはいけません」

■天気や気圧の変化と自分の症状を記録

 では、天気痛による視覚異常のダメージを和らげるにはどうしたらいいのか?

「まずは、自律神経系のバランスを整える生活を心がけることが大切です。なるべく毎日同じ時刻に起きて、朝食はしっかり食べる。最近はエアコンなどのおかげで寒さ暑さを感じることが少なくなりました。こうした体に優しい生活は、自律神経系の働きを弱めることにつながり、気象の変化で自律神経のバランスが崩れやすくなって、天気痛に悩む人が増える原因のひとつと考えられます。これを是正するためには適度に体を動かしたり、湯船にゆっくり入るなどして、意識して汗をかくようにしましょう。また、天気痛の人は内耳の血流が悪い傾向があることが知られています。なので血流を改善する“めまい薬”を使うのも手です。内耳のリンパ液の流れをよくする漢方薬と一緒に飲むのもいいかもしれません。かかりつけの医師や薬剤師に相談してみてください」

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