感慨ひとしおだったと思います。お笑いコンビ「ペナルティ」のワッキーさん(48)が、中咽頭がんの治療に伴う休養を終え、仕事に復帰したと報じられました。テレビ番組の企画の打ち合わせに顔を出すと、参加を知らされていなかった相方は涙を流して復帰を喜び、本人ももらい泣きしたといいます。
ワッキーさんに初期の中咽頭がんが見つかったのは昨年6月。手術はせず、放射線治療を受け、8月5日には退院。その後は、自宅療養を続けていたそうです。退院から6カ月余り。SNSでつぶやくことはあったものの、お笑いの仕事は控えていましたから、本人も周りも長い半年だったでしょう。
「中咽頭から首2カ所に転移していた。(中略)放射線の効き目を考慮してステージ1と診断されたが、『普通ならステージ3~4』と言われた」
スポニチのインタビューにそう語っています。「転移があるのに、ステージ1って?」と思われる方もいるでしょう。理由をお話しします。
Dr.中川 がんサバイバーの知恵