HPVは、子宮頚がんを起こすウイルスで、セックスによって男性も感染します。男性が感染すると、尖圭コンジローマや中咽頭がん、陰茎がん、肛門がんなどを発症しやすい。そのため、欧米でHPVワクチン接種は女性はもちろん、男性も対象に。
日本も遅ればせながらHPVワクチンのひとつ、ガーダシルが、9歳以上の男性に適応拡大されています。その接種で中咽頭がんリスクは半分程度になりますから、男性も接種するとよいでしょう。
Dr.中川 がんサバイバーの知恵