もし私が、患者さんから「打つべきでしょうか?」と聞かれたら、「打つべきです」と強く勧めます。確かに、先行してワクチン接種が始まった欧米からは、副反応の報告があります。
たとえばイギリスの発表では、先月下旬までにコロナワクチンを接種した716万人余りのうち、アナフィラキシーなどの激しいアレルギー反応があったのは114件。とはいえ、アナフィラキシーのような重篤な副反応はまれで、副反応の疑いなどとして報告のあった2万2820件の多くは腕の痛みやインフルエンザのような症状、頭痛、寒け、倦怠感、筋肉痛などで、1~2日で治ったとのこと。
アナフィラキシーのリスクには十分に注意しなければなりませんが、コロナワクチンのメリットは、デメリットをはるかに上回ります。
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