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ウオノメに市販薬は効く?皮膚科ではどんな治療をするのか

皮膚科医の川嶋千朗氏(提供写真)

 一方、炭酸ガスレーザーは、局所麻酔をして、イボの根底から焼き切る方法で、保険適用外です。液体窒素が効きにくい場合に利用する方が多く、一回で治ることもあります。

 また、イボが多発する場合、漢方薬の「ヨクイニン」の内服を併用して治療することもあります。はとむぎの一種です。

 ウオノメかウイルス性のイボかの見極めは判別しにくいため、パッチをしても治らなかったり、痛みが強くなってきたら皮膚科を受診しましょう。

▽川嶋千朗(かわしま・ちあき) 東京医科大学卒。皮膚科医。都内・関西などの皮膚科クリニックでの豊富な経験を持つ。国内だけでなく米国皮膚科学会やレーザー学会・抗加齢学会をはじめ、海外の学会に参加し、積極的に最新の治療技術を取り入れる。2002年、麻布皮フ科クリニックを開設し、院長を務める。さまざまな医療現場で活躍するスーパードクターたちが出演の公式YouTubeチャンネル「SuperDoctors -名医のいる相談室-」でも解説します。

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