今日何食べる?

プロが口を揃える 鶏胸肉とブロッコリーは最強の筋肉メシ

鶏胸肉のハンバーグ
鶏胸肉のハンバーグ(C)PIXTA

 スポーツジムのインストラクターといえば、体づくりのプロ。トレーニング法はもちろん、栄養学にも詳しい。

 そんな彼らが昼食に何を食べているのかを聞く機会があった。すると、話を聞いた5人のインストラクター全員が、鶏胸肉とブロッコリーを食べていた。「365日ほぼこれ」「知っているトレーニー(トレーニングする人)はみな、食べている」とのこと。

 鶏胸肉は安価で、皮を除けば高タンパク質で低カロリー。ブロッコリーは植物性タンパク質が100グラム中4・3グラムと、野菜の中ではタンパク質の含有量が非常に多い。しかも、抗酸化作用や免疫アップの作用があるビタミンCが豊富。さらには、インドール―3―カルビノールという成分が含まれ、これが筋肉の発達を促す男性ホルモンのテストステロンを増強する作用があるといわれている。

「鶏胸肉はパサつくからおいしくない」という人もいるかもしれない。記者は鶏胸肉を冷蔵庫に常備し、ほぼ毎日食べているが、パサつかせずにおいしく食べる方法として、鶏胸肉のミンチ肉をお勧めする。フードプロセッサーを使えば、数秒でミンチ肉になる。

 下味をつけて粘りが出るまで練った鶏胸肉に、豆腐、大量の野菜やキノコ類、あればニンニクやショウガなどをみじん切りにして(これまたフードプロセッサーを使えば簡単)、加える。

 冷蔵庫で数日間保存できるので、鶏団子スープにしたり、ハンバーグにしたり、そのまま炒めてパスタソースにしたり。さまざまな料理に使える上、野菜がたくさん入っているので一食でも栄養満点。パサつかず、軟らか。お試しを。

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