ビートルズの食生活から学ぶ健康

菜食主義生活を送ったジョージの基本は「地中海食」だった

ジョージ・ハリスンはもっとも早く菜食主義に傾倒した(C)共同通信社

 音楽ライターであるアラン・クレイソン著の「ジョージ・ハリスン」(プロデュース・センター出版局刊)によれば、コンサート観賞の際にはベイクドビーンズとフライドポテトを食べていたと記されています。また、ジョージ、リンゴほかエリック・クラプトン、ボブ・ディラン、レオン・ラッセル、ラビ・シャンカール(インドのシタール奏者)ら当時のそうそうたるミュージシャンが多数参加した「バングラデシュ難民救済コンサート」(1971年)の際には、楽屋にインド風ベジタリアン食があったこと、また、ラビ・シャンカールの甥であるクマール・シャンカールが、ジョージとパティのためにインド料理を作ったことも記されています。

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松生恒夫

松生恒夫

昭和30(1955)年、東京都出身。松生クリニック院長、医学博士。東京慈恵会医科大学卒。日本消化器内視鏡学会専門医・指導医。地中海式食生活、漢方療法、音楽療法などを診療に取り入れ、治療効果を上げている。近刊「ビートルズの食卓」(グスコー出版)のほか「『腸寿』で老いを防ぐ」(平凡社)、「寿命をのばしたかったら『便秘』を改善しなさい!」(海竜社)など著書多数。

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