コロナ太り解消に役立つ「お酢ダイエット」 第一人者が解説

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■カルシウム摂取量も増やす

 成人女性が気になるカルシウム不足の解消にも、お酢は役立つという。50歳以上の日本人女性の3人に1人、70歳代では2人に1人が骨粗しょう症といわれている。丈夫な骨を作るにはカルシウムの摂取が欠かせないが、問題はカルシウムを多く含む食品を摂取しても、体内に吸収するのが難しいことだ。

「カルシウムの吸収率は牛乳でも50%、小魚類は30%、海藻や野菜は20%以下といわれています。これはカルシウムが容易に溶け出すことがないから。そんなとき役立つのがお酢。食材をお酢で煮ると、カルシウムが煮汁に多く溶け出します。そのため煮汁ごと摂取すれば、カルシウムを多く取り込むことができるのです」(小泉氏)

 たとえばシジミの味噌汁の場合、200ミリの水に殻付きのシジミを50グラム入れて、小さじ1・5杯の酢を加えて弱火で8分間煮てから、小さじ2杯の味噌を入れる。酢を入れない場合と比べると、「カルシウムが溶け出す量は3・4倍に増える」という。

 内臓脂肪が気になる男性や骨密度が気になる女性は“すっぱい生活”を心がけるとよさそうだ。

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