ずっと車の運転をしたいなら…40歳を越えたら緑内障検査を

高齢者では珍しくない病気(C)日刊ゲンダイ

「自分に視野異常があると知っていれば、緑内障の初期・中期までなら気を付けて、なんとか安全運転が可能です。しかし進行して、ある段階を過ぎてしまうと、どう頑張って注意しても運転が危険になる場合があります。問題は、自分が危険な状態だと知らず、『自分は見えている。安全運転をしている』と思い込んでいる人がまだまだいることなのです」

 緑内障は40歳以上で発症リスクが高くなり、加齢とともに有病率は高くなる。70代になると10人に1人は緑内障で、決してまれな病気ではない。40歳以上は自覚症状に頼らず、定期的に、緑内障の検査(眼底・眼圧検査)を受けるべきだ。

「眼鏡が合わない、老眼が始まった、最近見えづらいと感じたら、眼鏡店に行く前に眼科で検査を受けてください」

 なお、緑内障の検査は会社や自治体の健診に含まれていないこともあるので、「毎年健診を受けているから自分は大丈夫」と思ってはいけない。

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