コロナ後遺症「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群」を疑う症状

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「代表的なものでは、漢方薬、心不全の治療でもある体を温める和温療法、耳鼻咽喉科の医師が積極的に行っている上咽頭擦過療法などがあります。対症療法になるため、睡眠薬、胃腸薬、ステロイド、免疫抑制剤などを使用することもあります。経験の蓄積で治療の選択肢は増えている。数年前の情報は古く、かえって症状を悪化させる結果につながりかねません」

 コロナ感染後、ME/CFSを疑う症状が出てきたら……。

「ネットで最新の情報を徹底的に探し、ME/CFSかもしれないとなったら、ME/CFSに関心を持って診療している医師がさまざまな地域にいるので、早い段階でそちらを受診を」

 繰り返しになるが、古い教科書に掲載されているME/CFSの治療法を活用するのは危険だ。

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