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米国人は今夏、独立記念日の花火を見ることができるのか?

巨額のコロナ救済予算が成立(C)ロイター

 こうした個人への救済金は直接消費につながるため経済が拡大し、その効果は世界中に及ぶと期待されています。

 またバイデン氏は、5月1日には18歳以上のアメリカ人全員が無条件で接種できるだけのワクチンを調達したと発表。順調にいけば今年の独立記念日の7月4日には家族や親戚、友達が集まれるだろうと、ワクチン接種を呼びかけました。

 アメリカではいまだに4人に1人がワクチン接種を拒んでいるとされています。果たしてこの夏は、皆が感染の不安なしに独立記念日のバーベキューや花火大会を楽しめるのか? 世界一の感染大国の行方に注目が集まっています。

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シェリー めぐみ

シェリー めぐみ

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

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