50代独身男性と80代老親のコロナ闘病記

<4>母も陽性で入院…ショックよりも自宅に残さず安心と感じた

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 
 昼12時。医師から「母も陽性」との連絡がある。病院感染対策室と病棟で、入院に向け調整中。陽性と聞いてショックというよりも、むしろ安心した。もしも陰性だったら入院はできない。もしも自宅で急変したら、私は入院中でサポートができない。急に重症化した場合、後手に回り大変なことになる。陽性は最善の結果に思えた。

■抗ウイルス薬「レムデシビル」の同意書にサイン

 12時15分。医師から病室に連絡が入る。薬は咳と喉の薬のみ。肺の画像から中等症との診断。抗ウイルス薬「レムデシビル」の使用に同意した。レムデシビル投与とは、重症化リスクありなのか? 自分の症状と薬の値段が気になった。説明によると25万円は公費負担とのこと。ありがたいと思ったが、コロナによる医療機関の負荷に加え、医療費増の片棒を担いでいるのだと認識した。

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