50代独身男性と80代老親のコロナ闘病記

<4>母も陽性で入院…ショックよりも自宅に残さず安心と感じた

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 12時30分。PCR検査を終え、自宅に戻った母に携帯メールで連絡。陽性が判明したので、明日入院の準備をするよう伝える。

 16時。37.3℃。息苦しい。咳き込む。頭がボーっとしている。入院2週間分の、大量に持ち込んだ本を読む気にもならない。医師から「ここ数日が踏ん張りどころ。症状には波がある。夜に熱が出ることが多い。症状が強い場合はステロイド薬を使用する」と激励。

 16時10分。37.6℃。急に熱が上昇している感覚あり。かなり不安になって医師に連絡すると、「水分摂取を多めに」との指示。

 16時15分。保健所から連絡が入り、母の病院入院が確定。良かった。明日9時30分に保健所が赤い車でピックアップに来ると母にメールで伝える。母はの体温37.0℃とのこと。

 17時。38.0℃。息苦しさと咳は続く。つらい。1日遅れで私の症状を追いかけている母は、このつらさに耐えられるのだろうか? 母の肺の画像は軽症とのこと。レムデシビルの適用ではない。不安が芽生えた。治療のタイムラグによる影響はないのか? 中等症の私よりも、軽症の母のほうが危ないのではないか。(つづく)

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