一度、狭心症を罹患したわけですから、その健在ぶりの陰でしっかりと健康管理を行っていたのでしょう。その後、2015年に「エジプト・ステーション」、20年に「マッカートニーⅢ」をリリースし大ヒットさせるなど、気力、体力、創作欲に陰りは見えません。
そうした健在ぶりの背景には「菜食主義」があることは間違いありません。「顔のついたものは食べない」というポールのスタイルについては、すでにこのコラムで述べていますが、肉類を取らない食生活でも、豆類、穀類、植物由来のタンパク質を取ることで、元気に、そしてパワフルに生きていけることをポールは証明していると言ってもいいでしょう。
ビートルズの食生活から学ぶ健康