そのひとつが同性婚への支持率の上昇です。2012年に同性婚を支持するアメリカ人は53%だったのが、15年に全米での同性婚合法化を経て、現在の支持率は67%に達しています。
また今年発足したバイデン政権には、初めてのゲイとトランスジェンダーの閣僚も誕生。こうした社会状況が、若い世代が自分たちの性的指向や行動をオープンにする傾向を強めていると考えられています。
興味深いのは、Z世代で自分はLGBTQだと答えた人のうち、3分の2がバイセクシュアルとしていること。単純計算すると18~23歳のうち11・5%がバイセクシュアルとなります。その上の24~39歳のミレニアル世代のバイセクシュアルは5%ですから、2倍以上に跳ね上がっているのです。
性的指向は答える人により定義が微妙に異なるため、正確な結果を出すのは難しいとされつつも、時代を映すひとつの指針になっていることは間違いないようです。
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