病気を近づけない体のメンテナンス

気道<下>睡眠時無呼吸症候群を和らげる「シムスの体位」

写真はイメージ

 このシムスの体位を睡眠時にクセにすることがいびき対策になるのだが、睡眠中にその姿勢を意識的に維持するのはなかなか難しい。それをサポートしてくれるのが「抱き枕」の利用だ。抱き枕がない場合は、夏用の布団を丸めてバスタオルでくるみ、両側をヒモで結んで代用品を自作するのでもいい。また、クッションを膝の下に置いたり、脚の間に挟んでも姿勢がキープしやすい。

 あおむけになることを防ぐために、背中側にストレッチポールを置いたり、ストッキングに入れたテニスボールをウエストの後ろに巻いたり、タオルを詰め込んだリュックを背負って寝たりすることも有効だ。

■睡眠の質を上げればいびきも解消する

 呼吸をスムーズにしていびきを減らす睡眠を取ることは、実はいびきの原因となる肥満の防止と密接な関係がある。それは睡眠の質が低下すると太りやすい体質になるからだ。

3 / 5 ページ

関連記事