世界初 アルツハイマー病を「治す薬」が日本でも承認申請へ

アルツハイマー病は認知症の6~7割を占める(C)日刊ゲンダイ

「FDAが追加のデータをバイオジェンに要請して、承認か否かの期限を当初の3月7日から3カ月先に延ばしました。日本でもアデュカヌマブの審査が始まっていますが、米国の結果を踏まえた上で承認か否かが決まるでしょう。どういう判断になるかは現時点では想像がつかない。承認されたとしても、薬を臨床で使える時期は予定より遅れることは確かです」

■ごく早期に発見できる検査法も確立

 ただ、アルツハイマー病の治療薬として開発が進んでいるのは、アデュカヌマブだけではない。エーザイ主導でバイオジェンがパートナーとなって開発された「レカネマブ」の第3相臨床試験(最終段階の臨床試験)がすでに開始されている。

 スイス・ロシュの「ガンテネルマブ」も第3相臨床試験中。米イーライリリーの「ドナネマブ」は第2相臨床試験(第3相臨床試験の前の試験)でポジティブな結果が出ている。

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