医局に入った若手の中に夕方早く帰宅する者はいませんでした。医局の長椅子に離れて座っていても、夜、医局にいること、先輩たちの雑談を聞いていること、それらすべてが良きにしろ悪しきにしろ勉強でした。そんな中で、学会発表のスライドの作り方や論文の書き方なども教わりました。時代とともにこのような勉強方法(?)は敬遠されるようになりましたが、私にとってはとても有意義な時間でした。
内視鏡検査は、今ではAI(人工知能)が技術を補助し、さらに正確な診断にICT(情報通信技術)が加わるといった時代になりつつあります。
より苦痛がなく、より正確な診断を目指し、内視鏡検査はまた大きく変わろうとしています。
がんと向き合い生きていく