役に立つオモシロ医学論文

孤独と関係? LINEを頻繁に使っている高齢者は幸福感が高い

写真はイメージノンクレ

 SNSの種類によって利用している人の背景はもちろん、コミュニケーション相手や、その相手との距離感が異なるように思います。LINEの利用頻度が高い人は、親しい友人や家族とのつながりが強く、孤独を感じていない人が多いのかもしれません。他方でTwitterはその逆かもしれません。

 したがって、LINEやFacebookに投稿すれば幸福になれる……ということではないように思います。とはいえ、人と会う機会が少ないコロナ禍だからこそ、SNSを上手に利用できるとよいですね。

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青島周一

青島周一

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

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