病気を近づけない体のメンテナンス

目<上>専門医が指摘する「スマホ老眼」を招く3つの悪習慣

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 毎日のスケジュール管理、ニュースチェック、SNSでの情報交換や会話など、今やライフラインとして欠かせないスマートフォン(以下、スマホ)。片時も手放せないという人も多いはずだ。しかし、それとともに「スマホ老眼」と呼ばれる新種の老眼が、スマホを使う頻度が高い若年層を中心に急増している。

 どんな老眼なのか。眼科専門医である「クイーンズ・アイ・クリニック」(横浜市西区)の荒井宏幸院長が言う。

「老眼は誰にでも起こる目の老化現象のひとつで、早い人では40代から目の見え方に変化が起こります。近くにピントが合いにくい、小さな文字の読み書きがしづらい……などです。しかし、スマホ老眼は本来、老眼とは無縁のはずの20~40代が最も危ないゾーン。それは加齢性の老眼ではなく、老眼と似たような症状がスマホの使い過ぎによって起こるからです」

 スマホ老眼を疑うチェック項目が7つある。

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