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目<上>専門医が指摘する「スマホ老眼」を招く3つの悪習慣

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

①スマホを1日に延べ3時間以上操作している。②スマホの操作直後、画面から目を離すと周囲の視界にピントが合わない。③遠くを見ていた後に近くを見るとピントが合わない。④近くを見ていた後に遠くを見るとピントが合わない。⑤朝はよく見えていたスマホ画面が、夕方になると見えにくくなる。⑥以前は読めていたスマホの文字が、最近読みづらい。⑦原因は分からないが、肩や首の凝り、頭痛などが以前よりひどい。

 この項目のうち3つ以上当てはまれば、スマホ老眼の可能性が高いという。また、「目のピントが合わない」と感じたとき、それが本物の老眼かスマホ老眼かを見分けるには、試しに3日間スマホを使うのをやめてみる。それでもまだ目のピントが合いにくい場合は本物の老眼の始まりの可能性が高いという。

 では、スマホ老眼は目がどのような状態になるのか。目のピント調節機能は、カメラのレンズの役目をしている「水晶体」と、水晶体の厚みを調節している「毛様体筋」によって行われている。

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