病気を近づけない体のメンテナンス

目<上>専門医が指摘する「スマホ老眼」を招く3つの悪習慣

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「スマホ老眼をつくる3大悪習慣は、『電車内スマホ』『歩きスマホ』『寝転がってスマホ』です。電車内など動いているものの中や歩きスマホは、手元がブレるので目を激しく疲れさせます。また、あおむけに寝ると目はバランスを取るために自動的に眼球を外側へ回転させます。その状態で近くのスマホを見るためには、目を内側に寄せるので目の周りの筋肉を過剰に働かせるのです」

■音声ガイドを活用して画面を見る頻度と時間を減らす

 正しいスマホ画面と目との距離は30~40センチ。画面を眺める角度も重要で、目線を画面に向けたとき、目が少し下を向くくらい(約30度下)の角度が最適とされる。注意することは、あくまで目線を下向きにするだけで、首まで下に傾けないことだ。

 周囲とスマホ画面の明るさに差がありすぎると、目に負担がかかる。目に不快(見づらい)な状況で長時間のスマホ操作をするのはNG。画面の「輝度」も高いと目が疲れるので、低めの設定にするのがいい。

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