卵巣がんは、腫瘍が卵巣にとどまるステージ1でも、両側の卵巣と卵管のほか子宮を全摘。さらに胃の下部の脂肪組織、骨盤内リンパ節などを切除する大がかりなものです。
がんが下腹部から上腹部に進行しているケースでも腫瘍を取り切ることが、その後の余命を左右します。
ぜひロック魂でハードな闘病生活を乗り越えてほしいと思います。
Dr.中川 がんサバイバーの知恵
1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。