進化する糖尿病治療法

運動嫌いでも運動を継続できて体重20キロ落とせた秘訣は…

写真はイメージ

「すると、お腹がすいていることもあり、『パンは焼きたてが一番おいしいから』と自分に言い訳しつつ、買ってきたバターロール5個をすべて食べてしまったりしていたんです」(Kさん)

■リバウンドなく痩せた体を維持

 そんなKさんでしたが、この3年で体重を20キロ近く落とし、BMI22以下を保っています。転機となったのは、「暗闇フィットネス」と呼ばれるタイプのジムに出合ったことだそうです。

 それは暗闇の中、大音量の音楽に合わせて、参加者みんなで体を動かすタイプのジムで、テレビで紹介されているのを見て、「これなら運動嫌いの私でも続けられるかも」と思い、すぐに申し込んだのだとか。

 体験レッスンから好印象。レッスン自体は想像以上にハードでも、シャワーを浴びたかのように全身にたっぷりの汗をかき、それが非常に気持ちよかったといいます。何よりインストラクターの方の対応がすごく良く、特に最初にサポート係としてついてくれたインストラクターさんの対応が、Kさんのダイエットへのモチベーション維持につながったそうです。

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坂本昌也

坂本昌也

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

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