コロナ第4波に備える最新知識

ワクチン接種前の「準備」や「接種後の検証・広報」は十分なのか

新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を受ける医療従事者(C)共同通信社

「集計のタイミングもあるでしょうが、接種後の情報は、論文を含めてもっと機敏に広報すべきだと思います。例えば接種後の感染の原因は、ワクチンで十分に抗体が作られなかったから、とされていますが、本当にそれだけなのか。日本はPCR検査数が少ないうえ、鼻の奥の検体だけではわからない、腸管などでの感染が続いていることも考えられ、感染者数は想像以上に多い可能性がある。症状が出ないのは、自身の免疫により新型コロナと共存しているからで、ワクチン接種でこのバランスが崩れることはないのか。感染していない人も接種で一時的に感染しやすい状態になる可能性はないのか。ワクチン接種を進めたいなら、一般の人が抱えるこうした疑問にも丁寧に答えるべきではないでしょうか? また、接種後の感染を考えて、1回接種後2週間は極力人に接しないよう、自宅待機を呼びかけるくらいはやってもいいのではないか、と思います」

 感染力の強い変異株にしても、ワクチンで従来株を強力に制圧した結果ではないか、との見方もある。ワクチンは打てば良し、ではないはずだ。

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