しかし本音を言えば、むしろ担当医の方から「詳しく説明したいので、お互いに都合の良い時間を決めて、その時にお話ししましょう。外来中では忙しいので別に時間を取りましょう」と言ってほしいのです。特に治療法が変わる時には大切なことだと思います。
治療にはお互いの信頼が必要です。もし効果がなかった場合でも、患者がしっかり納得できていることが大切です。この当然の説明がないために、悩んでいる患者は少なくないのです。
私はHクリニックの医師に対し、Kさんの場合はゲムシタビン投与が妥当であることなどを説明しました。その後、KさんはHクリニックの医師から詳しく説明を受け、「ゲムシタビンをやる」と決めたようでした。
がんと向き合い生きていく