とことん話せるので、何が不安なのか、何を解決したら本人の希望をかなえられそうなのかを、じっくりと一緒に考えられます。現場を通じて在宅医療と病院との差異を感じているスタッフは少なくありません。
ある患者さんにとって自分のことを熟知してくれているのは言語聴覚士かもしれませんし、別の患者さんは食事の好みを一番把握しているのが管理栄養士なのかもしれません。
このように診療パートナーの各スタッフが、それぞれが持つ専門的な視点で患者さんの生活をさまざまな側面から診て、そこから出てきた提案を持ち寄り、すり合わせ、診察に反映させる。結果、患者さんやご家族にとって快適な在宅医療が実現するのです。
最期は自宅で迎えたい 知っておきたいこと