コロナ禍でも注目 最新医療テクノロジー

デジタル療法「ニコチン依存症治療アプリ」はここがすごい

写真はイメージ

 禁煙治療アプリは、従来の禁煙プログラムと組み合わせて使う。禁煙外来では、患者は3カ月間に5回診察を受ける。しかし、禁煙にくじけそうになるのは医師と対面している受診時以外のとき。その院外や在宅時の「治療空白」のときに、アプリが禁煙を毎日24時間サポートしてくれるのだ。

 具体的には、「患者用スマホアプリ」「医師用Webアプリ」「患者用の呼気一酸化炭素濃度測定器(COチェッカー)」という構成になる。治療を開始するときに、医師からログインに必要な処方コードを発行してもらい、それを患者がアプリに入力すると使用することができる。

「患者さんは、その日の気分や服薬状況などを入力し、COチェッカーに1日1回呼気を吹きかけます。そのデータを基に個々の患者さんに合わせた治療ガイダンスがアプリに配信されます。このように患者さんの生活習慣や行動を変える『行動変容』を促す治療アプローチができるのが最大の特徴です。これらのデータを医師と共有しながら治療を進めていきます」

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