その結果、研究参加者24人中23人が3日目までにウイルス力価が陰性となり、ポビドンヨードを使用してもウイルス量に経時的な変化は認められませんでした。他方で、ポビドンヨードを使ったすべての人が鼻の中の不快なヒリヒリ感を訴え、甲状腺刺激ホルモンの上昇(甲状腺の機能低下を示唆)が確認されました。
ポビドンヨードによるうがいや鼻への塗布は、一時的にはウイルス量を減らせる可能性があるものの、それが感染力の低下につながったり、感染拡大防止策となり得るのかについては分かりません。当然ながら、新型コロナウイルス感染症の重症化を予防するかどうかについても不明です。
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