まず男性は、4万9065人が第2のがんを発症し、2万8463人がそのがんで死亡。一般の集団と比べると、発症リスクは11%、死亡リスクは45%高い。同様に女性は、6万2348人が発症し、3万4879人が死亡。一般と比較した発症リスクは10%、死亡リスクは33%高くなっています。
第2のがんを種類別に並べると、発症者数が多いのは男性で肺がん(19%)、前立腺がん(14%)、膀胱がん(11%)、大腸がん(10%)の4つ。女性は、肺がん(19%)、乳がん(17%)、大腸がん(11%)、子宮がん(7%)でした。
死亡者数については、男性は肺がん(33%)、大腸がん(9%)、すい臓がん(9%)で、女性は肺がん(31%)、すい臓がん(9%)、乳がん(6%)です。
では、どのがんのサバイバーが第2のがんの発症リスクが高いか。男性は、喉頭がんサバイバーが1・8倍で、ホジキンリンパ腫サバイバーが1・6倍。女性の1位も喉頭がんサバイバーで2・5倍、食道がんサバイバーが1・9倍です。
Dr.中川 がんサバイバーの知恵