【A】「『遺伝子組み換えタンパクワクチン』と呼ばれるもので、新型コロナウイルスのタンパク質の一部を組み込んだバキュロウイルスを蚕の幼虫などの細胞に感染させてコロナの表面にあるスパイクタンパク質を作り、これを精製し、投与することで免疫を獲得させるワクチンです。インフルエンザワクチンなどにも使われている手法です。しかし、ほぼ同一の手法でノババックス社がアメリカやメキシコで3万人を対象に第Ⅲ相試験を行っています。年末までに間に合わせるのであれば、ノババックス社のデータを共有し、日本の審査を緩めつつ、共同研究していくやり方しか考えられません。また、mRNAワクチンよりも重篤な副反応が出ることも報告されている。安全性を考えて十分な検証をするには、まだ1年はかかるのではないでしょうか」
新型コロナワクチンの疑問に答える