心身不調の原因「梅雨疲労」をしっかり回復するための対策法

日照時間の減少も自律神経の乱れにつながる(C)日刊ゲンダイ

 梅雨の季節は梅雨前線が南北を行ったり来たりを繰り返すため、気圧の変化が激しくなる。雨天時と晴天時、昼間と夜間などで気温の変化も大きく、その分、体を環境に適応させるために体温や血圧をコントロールしている自律神経はフル回転を強いられる。

 また、日照時間の減少も自律神経に問題を引き起こす。

「自律神経の働きを安定させる役割がある神経伝達物質『セロトニン』は日光を浴びることで生成されます。梅雨の時期は晴天が少ないため、セロトニンの分泌が減ってしまうのです。また、日照時間が短くなるとセロトニンの利用率が低下し、昼間に日光を浴び続けるとセロトニンの利用率がアップするという報告もあります。セロトニンがきちんと利用できなくなれば自律神経が不調を来し、疲労がたまっていきます」

 さらに、「隠れ脱水」にも要注意だという。

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