心身不調の原因「梅雨疲労」をしっかり回復するための対策法

日照時間の減少も自律神経の乱れにつながる(C)日刊ゲンダイ

「脱水が発症の要因になる脳梗塞が最も多くなるのは梅雨の季節に該当する6月から7月にかけてです。気温がどんどん上昇しているのに、湿度が高いことで喉の渇きを自覚しにくいため、水分補給が不足して隠れ脱水になり、血液や体液の循環が悪くなる人が多いのです。自律神経は体内循環もコントロールしていますから、隠れ脱水の状態では負担が増大することになります。マスクを着用しているとさらに喉の渇きに気づきにくくなるので、コロナ禍が続く今年の梅雨はなおさら隠れ脱水に注意する必要があります」

■「トリプトファン」を減らさないよう注意

 蓄積しやすい梅雨の疲労を放置していると、不眠、めまい、抑うつ、消化器障害といった症状が悪化し、医療機関で治療を受けなければならないケースもある。

 しっかり対策しておきたい。

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