【A】「ジョンズ・ホプキンス大学では開催国の70%以上の人がワクチンを打ってから始めるべきだと提言しています。ところが現実には、国内でワクチンを2回接種したのは全体の5%以下。このペースでは開催時にワクチン2回終了の日本人は5分の1にも満たないでしょう。医者として五輪は中止すべきであると思います。特に検査やワクチンのしっかりしていない開発途上国の選手は、しっかりワクチンを接種したり検査したりしてから参加できるのか疑問。それに、スタッフも含めて、海外の人たち全員が非常に隔離された状態で半月ほど日本国内で生活をしてもらう覚悟がない限りは大変心配です。日本の逼迫する医療体制と非効率的な検査、追跡、隔離などを考えると、五輪後に新型コロナウイルス感染が再拡大する可能性が高い。東京、大阪などの医療体制が破綻しているところで治療に当たっている我々医師は憔悴しています」
新型コロナワクチンの疑問に答える