血圧をどこまで下げるかについては、はっきりと決着がついたわけではなく、今後も研究結果が発表されていくことでしょう。個人的には、現在心血管疾患がなくても、家族に心血管疾患の人がいる場合は、血圧をガイドラインのレベルにまでは下げておくべきと考えます。特に30~50代では、「血圧がやや高い」レベルでも油断は禁物。もちろんすぐに薬を使用とはなりませんが、日本人は塩分を比較的多く摂取するので、脳卒中が心血管疾患の中で割合が多いです。しっかりと塩分管理、体重管理をすべきです。
血圧は高くても自覚症状がないため、1年前の健診で「やや高い」だったのが、実は「とても高い」と変化している可能性もあります。
進化する糖尿病治療法