科学が証明!ストレス解消法

「悪いニュース」は血液量や脈拍数に影響 うつ傾向も強める

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 しかも、「被害を強調して放送したり、感情的な側面を多分に押し出したりすると、その影響は顕著である」とも述べています。何げなくつけているテレビから流れてくるネガティブなニュース。そして、論理的に物事を分析する以上に、感情的なコメントを発する出演者たち……そういう番組ばかり目にしていると、知らないうちに気分が落ち込んでしまうのです。

「こんな悲惨な事実がある」と知ることは大事です。しかし、「こんなに頑張っている人たちがいる」といった、気持ちが明るくなるニュースを知ることもとても大事です。悪いニュースばかりを見ずに、意識的に自分から良いニュースをキャッチするクセをつけるようにしてください。

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堀田秀吾

堀田秀吾

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

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