では、なぜヘンリー8世の妻たちは流産することが多かったのでしょうか?それはヘンリー8世が梅毒に冒されていたからといわれています。若い頃にフランスで罹患したと言われています。実際、3番目の妻はヘンリー8世が心待ちにした王子を生みますが、王子は先天性梅毒のため16歳で亡くなっています。自身も晩年は脚の腫瘍などさまざまな病に苦しんだようです。
一般的には暴君とされるヘンリー8世ですが、実はイングランド王室史上最高のインテリとも言われ、ラテン語、スペイン語、フランス語を話し、作曲家や文筆家としても活躍。スポーツも得意で馬上槍試合や狩猟などもこなしたと言われています。時代を代表する建築物を作り、華やかな宮廷文化を作りあげたヘンリー8世を残忍な暴君にしたのは「梅毒」だったのではないでしょうか。若いからと奔放な生活をしていると人生の勝ち組にならないとということでしょう。
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