コロナ第4波に備える最新知識

新型コロナワクチンで抗体がつきやすい人、つきにくい人

64歳以下のワクチン接種が始まったが(代表撮影)

 実際、千葉大の調査では20代女性と60代男性とでは抗体量が2倍近く違っており、新型コロナ感染歴のある人の方が接種後の抗体量が多いことがわかった。

 また、毎日飲酒する人は、まったく飲まない人に比べて20%も抗体量が少なかった。

 では、接種からどのくらいで感染防御機能は高まるのか?

 国立感染症研究所の「新型コロナワクチンBNT162b2(Pfizer/BiоNTech)を接種後のCOVID―19報告率に関する検討」(第1報)によると、1回目の接種を終えた医療従事者のうち、接種後に新型コロナ感染が判明したのは281人。1回目の接種日からどれくらいの期間で感染したかを調べたところ、0~13日が181人、14~20日が41人、21~27日は34人、28日以降は25人と接種から2週間ほどで感染を抑える効果が生まれることがわかった。1回目接種から2週間は用心した方がいい。

2 / 4 ページ

関連記事