子供がスポーツをしているなら…親が知っておきたい健康リスク

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「食事の摂取エネルギーが少ない場合、基本の1日3食に加えて、補食でつなぐ。小中高によって持ち込みに制限があると思いますが、おにぎりを食べる、おにぎりの具材を肉などタンパク質にする、牛乳やチーズなどのカルシウムを取るなど、可能な範囲で工夫を」

 成長期の栄養不足は、将来に影響を及ぼす。骨量は20歳前後でピークを迎え、それからは増えず、閉経以降、急激に減少する。骨が育つ時期に骨が十分に育っていないと、ピーク時の数値が普通より低くなり、早い段階で大腿骨骨折など骨粗しょう症による弊害が出てくる恐れがある。

 前出の通り、無月経は骨をもろくする。

「3カ月以上月経がない、15歳になっても初潮が来ていないという場合は、ぜひ婦人科で相談してください」

「体重が軽い方がいい」と本人が思い込み、不調があっても黙っているケースもある。過剰にならないように、親が注意深く見守ることが必要だ。

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