新型コロナ禍で何が起きているのか

寿命が延び、出生数減少で日本は深刻な人口動態へ

(C)Ca-ssis/iStock

 唯一、明るい(?)のは離婚数が減ったことだ。19万7000組が離婚したが、一昨年と比べれば1万6000組(7.7%)も減った。「夫婦で頑張れば、なんとか乗り越えていける」ということなのかもしれないが、ホンネは別れたいけどお金のことを考えると別れられない……そんな中高年の心情の表れのような気がしてならない。

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永田宏

永田宏

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

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