独白 愉快な“病人”たち

コロナかも…ほいけんたさん細菌性肺炎の不安を振り返る

マイマイクで100点を出すほいけんたさん(C)日刊ゲンダイ

 あらかじめ病院に電話をしたときには熱は36.5度になっていたので、コロナのコの字も疑われずにノーチェックで入り口を通過。「大丈夫か?」と思いつつ、診察では軽い問診と口の中をちょっと診ただけで「夏風邪でしょう」と診断されて終わりでした。結局、解熱剤を出してもらい、翌日のリハーサルも無事に終了しました。

 でも、そこから4~5日経っても平熱に戻らず、微熱があってだるい……。「やっぱりコロナなんじゃないか?」と思い始め、「よし、セカンドオピニオンだ」と違う病院を受診しました。でも、熱が37度に達していなかったので、またもやコロナは疑われませんでした。それでも、これまでの経緯を伝え、「夏風邪じゃないと思うんで、ちゃんと調べてください」とお願いしたところ、血液検査とCT検査になったんです。

 検査を終え、診察室に入ると、担当の先生が「テレビに出ているんですか? 看護師さんたちが喜んでましたよ」と軽い雑談を始めました。「こりゃ何でもなかったんだな」と安心して、「何だったんですか?」と尋ねると、急に顔色が変わって「まずいです」と一言。「え? コロナですか?」と聞いても、「コロナじゃない」とおっしゃる。さらに「コロナじゃなくてまずいとは何ですか?」と聞くと、「イヤな影があるので大学病院を紹介します」と言われたのです。

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