ブルーベリーといえば「目に良い」というイメージがありますが、それは青紫色の成分「アントシアニン」に関係しています。アントシアニンはポリフェノールの一種で、目の網膜に入っているタンパク質「ロドプシン」の再合成を促すといわれています。これはビタミンAに近い物質で、眼精疲労の改善、目の調整力の改善、抗酸化作用を促す効果が期待されます。
アントシアニン自体は植物性ですし、成分で見ればブルーベリーが目に良いといわれる理由はあります。ただし、眼科におけるサプリメント商品として考えるとエビデンスはなく効果のほどは分かっていません。
サプリにも、「特定保健用食品(トクホ)」「機能性表示食品」「栄養補助食品」の種類があります。そのうちトクホだけが、含有成分の疾病リスク低減効果が医学的・栄養学的に確立されていれば、消費者庁から疾病名の表示が認められるようになっています。
名医が答える病気と体の悩み