独白 愉快な“病人”たち

足だけでなく右手まで…松前ひろ子さん変形性股関節症との苦闘

松前ひろ子さん(C)日刊ゲンダイ
松前ひろ子さん(演歌歌手/71歳)

 今年4月19日、右足に人工股関節を入れる手術を受けました。今も週に2~3回リハビリに通っていまして、ゆっくり回復しているところです。

 事の始まりは16年前に遡ります。たまたま入った整体院のマッサージで、最後にギュッと足を引っ張られたときに激痛が走ったんです。痛いリアクションはしたのですが、その整体院の中国人スタッフはみんな、私の様子を見て見ぬふりで、最後まで無視されました。

「時間がたてば治るのかな」という予想はむなしくはずれ、そこから痛くなったり少し良くなったりを繰り返しました。

 整形外科もいくつか行きました。最初は「まだ軟骨があるから大丈夫。でも筋肉をつけたほうがいいですよ」と言われました。

 でも、当時は若かったので無理がききまして、普通に歩こうと思えば歩けましたし、普段はペタンコの靴を履いていても、ステージではハイヒールを履いたりしてね。そういう行動が少しずつ悪化につながったのだと思います。

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