独白 愉快な“病人”たち

ずっと震えていた…歌手の黒木じゅんさん急性膵炎を振り返る

黒木じゅんさん(C)日刊ゲンダイ

 コロナ禍になってお酒を飲む機会がグッと減ったので、昨年末は大丈夫でした。でも、今年は僕にとって特別な年、要注意の年なのです。

 僕は今年デビュー30周年で、55歳を迎えました。じつは父・黒木憲がデビュー30周年で55歳を迎えた年、脳梗塞で倒れているのです。遡ると祖父も55歳のときに脳溢血で倒れています。かかりつけ医には今のところ脳梗塞の可能性は少ないと言われていますけれど、用心しなければいけません。

 日頃から気を付けているのは、1日最低2リットルの水分をとること。喉が渇いていなくても飲むようにしています。

 36歳だった19年前、長期入院で歌えないつらさを味わったので、今の僕は健康への意識も知識も高くなったと思います。ただ、お酒はやめられませんけどね(笑い)。

(聞き手=松永詠美子)

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