認知症を予防する補聴器のすべて

会話が聞こえるようになって笑いのある人生を取り戻せた

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 もともと人を笑わせる陽気なお人柄だったKさん。いまでは会話も聞こえ、笑いのある人生を取り戻したと言います。

「デイサービスも補聴器を着けた後は楽しくなったね。冗談も言えるようになったし、笑うようにもなった。こんなに人生変わっちゃうんだって正直驚いたよ。補聴器がなかったら死んでたかも」

 補聴器でKさんは聴力を補うだけでなく、もっと大切なことまで気付かせてくれたと言います。

「これだけ大勢の人に支えてもらえて生きる力を与えてくれたということだね。ぜいたくは言えない。あと何年、生きるかは分からないけど、生き延びなきゃいけないなって」

 補聴器には人に生きる勇気を与える力があると信じています。

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田中智子

田中智子

シーメンスの補聴器部門でマーケティングの勤務を経て、2020年補聴器販売会社「うぐいすヘルスケア株式会社」設立。認定補聴器技能者資格保持。

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