病気を近づけない体のメンテナンス

脳<上>脳を活性化させる朝の起床と入浴の方法 廃用性委縮を防ぐ

写真はイメージ

「ただし、『早起き』と『いきなり起き』は違うので注意してください。『いきなり起き』とは、目が覚めたら、いきなり起きて行動し始めることです。自動車にたとえると、エンジンが温まっていないのに高速道路を全開で飛ばすのと同じです。起きたばかりの脳には酸素も栄養も不足しています。その状態でいきなり行動し始めると、脳は準備不足のままフル回転することになり、トラブルのもとになります」

 そこで、朝目覚めて、ベッドや布団から出る前に、次のような準備運動をして血の巡りをよくすることを勧めるという。

■起床前の準備運動

①あおむけに寝た姿勢で腕を軽く伸ばし、手首から先を10回ほど振る
②寝たままの姿勢でゆっくり膝を立て、その状態で膝をゆっくり回す。左回りと右回りを10回ずつ行う

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