病気を近づけない体のメンテナンス

脳<上>脳を活性化させる朝の起床と入浴の方法 廃用性委縮を防ぐ

写真はイメージ

③ゆっくり起き上がり、四つんばいになる。手足をベッドに対して直角に立て、視線を前方上に向け、息を大きく吸いながら胸を前に突き出すようにして背中を反らす
④四つんばいのまま息を吐きながら首を下げ、自分のヘソをのぞき込むように背中を丸める
⑤ここで③に戻り、④と交互に数回繰り返す
⑥四つんばいのまま背中を伸ばし、深呼吸をしながら、首をゆっくり左右に大きく振る。自分のお尻をのぞくようにする
⑦四つんばいのままで、できるだけ姿勢を低くし、全身の力を抜いて10秒ほどその姿勢を保ち、終了する。

 朝風呂の習慣も脳を活性化させるという。

「朝は体温が低く、血流も鈍くなっています。この状態では脳は活発に働いてくれません。そこでお風呂に入り、脳が活性化するまで体温を上昇させるのです。ただし、熱いお風呂は厳禁です。お風呂の温度は普段よりぬるめにします。そして、時間に余裕があったら、最初の2~3分は腰までつかり、次第に全身を湯に浸していくようにします。このように、ゆっくり時間をかけて入浴すると全身の血流がよくなり、脳に大量の酸素とエネルギーが運ばれるようになります」

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